パソコンのメモリで異なるものを取り付ける場合の解説です!
メモリの増設はパソコンの改造としてはお手軽な部類になります。
その分、初めてでわからない事も多くなりがちです!
という事で、この記事では次の事を目的としています!
- 異なるメモリのポイントがわかる!
そんなに難しい話ではありません!
調査方法
- メモリ
- 異なる
マルヒの基本的な調査方法はこちらをご参照ください。
異なるメモリ
基本の解説と、ケーススタディで解説していきます!
基本事項
まず異なるメモリですが、基本的にはマザーボードの規格として適合していれば使えます。
「DDR3-1600」とか「PC3-12800」とかのメモリの情報があると思いますが、それが規格になります。
一応詳しい解説のリンクを貼っておきますね。
2GBのメモリが刺さっている状態で8GBのメモリを追加すれば10GBになります。
つまりメモリの容量的には足し算になります!
この足し算した和が大きければ、性能的には勝っていると考えて特に問題はないでしょう。
でも「同じメモリを使った方がいい」と言われますよね。
これは「デュアルチャネル」という機能が使えるからです。
デュアルチャネル機能
2組のメモリが「揃っている」と、2つのメモリに並行にアクセスする事ができます。
結果、メモリへのアクセス速度が2倍になるという事ですね。
「パソコンが2倍速くなる!?」というとそういうわけではありません。
現状ではメモリのアクセス速度は十分早く、ボトルネックになりにくいんですね。
そのため劇的な効果があるかというと、感じられないことが多いです。
デュアルチャネルを意識する余り、異なるメモリを使えないのはもったいないです。
あまり気にせず増設した方がメモリネックの問題は改善する場合が多いです!
デュアルチャネルの条件
どうせならデュアルチャネルであったほうが良いですよね。
という事で、簡単に解説させていただきます。
マザーボードによって変わりますので、必ずマザーボードの詳細をご確認ください。
デュアルチャネルの対応するメモリスロットがあります。
4本の場合は、1つ置きで組になりますので注意しましょう。
スロットを上からABCDとすれば、ACとBDが組になります。
※詳しくはマザーボードをご確認ください。
この対応するメモリスロットのメモリが以下の条件を満たしているかがポイントになります。
これはマザーボードによるので、必ずマザーボードの説明書を確認してください。
- メモリサイズが一致
- CPUの仕様に合うメモリ
- メモリの製造時期
- そもそも使えるメモリの規格で、規格が一致
例えばメモリサイズは不一致でもデュアルチャネルが使えるマザーボードもあります。
この場合は、小さい方のメモリサイズまでがデュアルチャネルとして使える形になります。
超過分はシングルチャネル(通常の1枚として)アクセスされます。
このあたりの仕様は、マザーボード次第なので、一概には言えないんですね。
つまり、デュアルチャネルを使いたい場合は、以下のいずれかを選択しましょう!
- 2枚セットのメモリを購入する
- マザーボードの仕様を確認する
あまり詳しくなかったり、英語を確認できないと、この辺が曖昧になってしまいます。
マザーボードでは使えないことになっていても、使えてしまう場合もあるかもしれないですけどね。
故障の原因になる可能性もありますし、正しい情報を読み取ってくださいね!
基本は抑えていただいたと思いますので、ケーススタディに入ります!
- メモリの容量的には足し算になります!
- デュアルチャネルは現状無くても問題になりません!
- デュアルチャネルにするなら、2枚セット、もしくはマザーボードの仕様確認が必要になります!
ケーススタディ
基本は抑えていただいたと思いますので、ケーススタディに入ります!
とはいっても、もはやメモリサイズの足し算です・・・。
2GB2枚のうち1枚を8GBに入れ替え
2+2=4GBだったわけですね。
これを8GBに入れ替えると2+8=10GBになります。
マザーボードによっては2GBをデュアルチャネルとして使える可能性があります。
4GB2枚に8GB1枚を追加
4+4=8GBだったわけですね。
これに8GBを追加すると4+4+8=16GBになります。
おそらく元々の4GB2枚はデュアルチャネルで動作していたと思われます。
元々の4GB2枚の8GBはデュアルチャネルで動作すると思われます。
追加した8GBはシングルチャネルとして使えます。
4GB1枚に4GB2枚セットを追加
マザーボードのメモリが4スロットあればぜひ3枚使いたいところです。
4+4+4=12GBになり、かつ2枚セットは基本的にはデュアルチャネルで使えます。
こんなときはまず最初のメモリを外すところから始めましょう。
メモリスロットは取り付ける順序が決まっていたりします。
元々のスロットと、それに対応するスロットに新しい2枚を挿します。
元々のメモリは残りの空いているスロットに挿します。
これで4+4=8GBがデュアルチャネルになり、4GBがシングルチャネルになります。
面倒臭がると4+4+4=12GBがシングルチャンネルになってしまうかもしれません。
もしくは4GBのシングルチャネルが優先される可能性もあります。
メモリースロットが2枚のマザーボードで2GB1枚から8GBへの増設
スロットの空き数の関係から、4GB2枚か8GB1枚を追加という選択肢になります。
価格次第ではありますが、次のようにがあります。
まず4GB2枚の購入の場合は以下のようになります。
- 原則4GBをデュアルチャネルで利用できます!
- 合計は8GBにしかならず2GBメモリが不要になります!
8GB1枚の購入の場合は以下のようになります。
- デュアルチャネルはよくて2GB分、万が一相性により使えない場合があるかもしれません!
- 合計は10GBになり、2GBメモリも有効活用できます!
私はこの両者で比べれば断然8GB1枚を選択しますね!
2GB2枚を取り除き8GB1枚に入れ替え
これは最初のケースに似ています。
2+2=4GBでした。
最初のケースでは、2+8=10GBにしました。
今回のケースでは、8GBです。
ではこうする意味はあるのでしょうか?
原則としてはありません。
2+8=10GBにした方がより高いスペックと言えます。
しかし、マザーボードやCPUによって、異なるメモリ2枚を指すと動作しない場合もあります。
そういう仕様であるとは考えにくいので、おそらく何かの不具合や故障だとは思います。
仕様をご確認の上、交換が必要になるでしょう。
ただ、1枚であれば動作するかもしれませんね。
その場合、2+2=4GBよりも8GBの方がスペックは高いと言えます。
いきなりパソコンを修理に出すわけにもいかない場合は、メモリ1本での運用もありかと思います。
このような特殊なケースを除いては、基本的には合計が多くなるように構成した方がいいですね。
ケーススタディでした!
- 基本的にはメモリサイズの合計値を優先させると良いですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
メモリの基本さえ押さえれば、それほど難しくありませんね!
デュアルチャネルを考えなければ、基本は足し算ですから!
- 基本的には単純にメモリサイズの合計値がスペックですので、合計値を優先させましょう!
- デュアルチャネルにするなら、2枚セット、もしくはマザーボードの仕様確認が必要になります!
ここまでお読みくださりありがとうございました!
メモリの規格から取り付け方法まで詳しい解説はこちらになります!